認知症に伴うBPSD(周辺症状)
認知症の認知機能の低下などにより日常生活能力の低下がおこります。
この場合、ご家族等による介護が必要な状態となります。
介護は、様々な介護保険サービスなどでサポートが可能だと思われます。
しかし、認知症に伴うBPSD(周辺症状)による介護抵抗や暴言、易怒性、興奮、徘徊、抑うつ、不眠などはご本人や介護者にも多大な負担がかかります。
このような状態になると、適切な介護サービスが受けづらくなり自宅や施設などでの介護の継続が難しい場合があります。
上記のような認知症によるBPSD(周辺症状)がある場合には、精神科や老年精神科の認知症の専門医のいる病院への受診をお勧めします。
そこで、診察や診断をうけ外来治療にて症状の緩和を図るため薬剤調整など検討されます。
認知症での入院と入院加療
その後も症状の改善がなく医師が入院が必要、またはご家族が入院を希望される場合には入院加療が検討されます。
入院加療によりお薬等の調整や作業療法等により症状の緩和が期待できます。
BPSDなどが落ち着かれれば、ご自宅や施設サービスへの移行も可能となります。
(認知症で入院を検討する場合)
・認知症のある高齢者の方で、精神・行動面に症状がある方(易怒性、興奮、大声、抑うつ、不眠、介護抵抗などのBPSD)
・レスパイトケア・・ご家族の介護負担が多大など一時的に入院しご家族の負担を軽減する
「認知症」が気になったら専門機関で相談を
当院では認知症専門医による診断や治療が可能ですので、認知症についてお困りの際は是非ご相談ください。