2020.02.3 心の病気とは
統合失調症は、100人に1人の割合でかかると言われている病気で、決して珍しい病気ではありません。
この病気は、脳の機能障害によるもので、現実を正しく判断する能力が妨げられたり、感情のコントロール がうまく出来なくなったり、
適切な対人関係を持つ事が困難になる病気です。思春期から青年期に発症することが多く、複雑な要因が絡み合って発症します。
統合失調症の症状はさまざまで、1人の患者さんにすべての症状が出るとは限りません。個人差がありますが、大きく分けて3つの症状があります。
(発病してまもない時期に見られる症状)
(陽性症状の後に出現、その後長期みられる症状)
統合失調症は、お薬で治療のできる病気です。
かつては特別な病気と思われがちでしたが、今日では治療が出来る「脳の病気」であるとされています。 近年、さまざまな治療薬の開発により、この病気の治療は飛躍的に進歩し、外来通院でも充分に治療出来るようになりました。
適切な治療を受けていれば、多くの患者さんは社会生活に復帰することが出来ます。
治療が遅れると、人格の崩壊に至る場合があります。少しでも変化に気づいたら、早めに治療を受けることが大切です。
病気の症状を受け止めて、改善に向けての治療をしていきましょう。
統合失調症を発病した患者さんは、家でゴロゴロしたり、ひきこもったりする事が多くなりますが、これらは決して怠けているわけではありません。
例えば「寝てばかりいる」のは回復へ向かっている証ですし、「疲れやすくて根気がない」状態は体の中にエネルギーをためているのです。
統合失調症は、本人の努力やがんばりだけでは克服することが出来ません。変に励ましたり叱ったりすると、過剰なストレスとなって回復が遅れることもあります。
ご家族の方も、患者さんもあせらずにゆっくり治療を続けることが大切です。
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