以外に多い病気「てんかん」
てんかんは子供の病気と思われることが多いですが、
乳幼児から高齢者までどの年齢層でも発病する可能性があり、
患者数も100人に1人とありふれた脳の病気です。
思っているより「てんかん」とは私たちにとって身近な病気なのです。
てんかんとはどんな病気?
人間の脳は、大脳・小脳・脳幹からなり、
大脳はさらに
・前頭葉(運動や言語の中枢)
・側頭葉(聴覚のほか、記憶や情動にも関与)
・頭頂葉(感覚を司る)
・後頭葉(視覚を司る)
の4つに分けられています。
大脳は神経細胞の適度な活動により上記の役割を果たしていますが、
過剰な活動を起こすようになると、
以下のような症状が繰り返し起こる場合があり、
このような症状が見られたら「てんかん」である可能性があります。
【てんかんの症状】
・けいれん
・体の一部がぴくぴくする
・ぼんやりして呼びかけに反応しない
・こみ上げるような気持ち悪さ
・誰かに襲われるような感じがする
・どこかがしびれたりする 等
てんかんかな?と思ったら早めのご相談を
上記に挙げたような症状が見られ、てんかんかな?と思われたら、
早めにご相談されることをおすすめいたします。
また、てんかん発作以外に抗てんかん薬の副作用や
妄想・うつ状態等の精神科的合併症のため、
生活に支障がある方も少なくなく、
そうしたことに関する相談もお受けしております。
衣ヶ原病院では、てんかん専門外来(予約制)を設けております。
詳細な病歴聴取を行った上での治療を心がけております。
脳波検査とCT検査も院内で行うことができます。
不安な点がございましたらまずはお気軽にご相談ください。